DMJ No. 50022701
学名/和名
(MJ No.)
Aterpia flavipunctana (Christoph, 1881) オカトラノオヒメハマキ(キマダラムラサキヒメハマキ),Cat.0277
標本画像
生態画像
同定

開張13-15mm. 表徴はEndothenia remigera コクロヒメハマキE. bira ニセコクロヒメハマキに酷似する. 両者よりやや大型, 前翅地色が濃い青紫色を呈することで識別できるが, 交尾器による識別は簡単

Aterpia 属は旧北区から10種ほどと, インドから2種が知られる. 脈相等は Proschistis 属などの近縁のグループと変わらない. ♂交尾器の形態に特徴があって, まとまったグループを形成している. Uncusは広く丸く, socius を欠き, gnathos はよく発達し, 中央は長く突出する. Valvaはむしろ単純だが, sacculusには刺毛群があり, 下縁にそって長い刺毛列を密生する. Signumを欠く.

分布 本州, 対馬, ロシア(ウスリー) に分布, 北海道にもいると思う. 関東地方では平・山地にみられる
発生期 成虫は5月中旬から8月までとれている.
食樹・幼生期 食草は不明.
幼虫画像